10分で作れるイタリアンカレー(落合シェフのレシピで)
これは先月の放送で紹介されたレシピなんですが、なにしろてっとり早くて美味い。この1か月で5回くらい作っているお気に入りのカレーでありますよ。
はやづくりできる理由は2点。
- 面倒なことはしない。たとえば「玉ねぎを飴色に炒める」なんてことは、やらない。
- 煮込まない。カレー粉を入れてよく混ぜたらすぐに火を止めてしまう。
そんなんでいいのか?
いいのでありまして、やらなくても美味くなる別の方法を使う。あるいはやらない理由があるのでございます。
たとえば、1については、甘味を補うためにちょいと砂糖を入れる。2は、煮込むことによってカレーの香りが飛んでしまうので、煮込まない方が良い。
作り方のひととおりはNHKの番組サイトで紹介されております。
http://www.nhk.or.jp/hot/2008/0909/index.html
以下番組内容から補足。
- イタリアンではにんにくと玉ねぎは一緒に使わない(別に一緒に使っても良いのだけれど、キャラがかぶるということのようであります)
- 肉は焦げついても気にしない。むしろそっちの方が美味しい
- トマトの水煮を入れた瞬間にグツグツいう程度の強火で炒めておく
- 水は一滴も加えない。トマトの水煮と素材の水分だけ。
- カレー粉を入れるあたりから弱火。バジリコを入れる前に火は止める。
- 辛さは最後に一味を加えて調整しても良い
- できたてを食べるとトマトの味がフレッシュ。一晩寝かせてもまた美味しい。
- スパゲッティにかけて食べてもおいしい
以下は実際に作ってみて気づいた点。
- 塩をちょっと強めにすればそのままでスパゲッティが食べられるレシピですんで、カレー粉は控えめにするとイタリアンっぽくなる。分量は適当にやってる(私のような)人はどこまでカレー粉を少なくするかのチキンレース。
- チキンといえば、このカレー、唐揚げ用のトリ肉がえらい合います。これは食べすぎて体形が変わるくらいに美味。
- きのこ+トマトの組み合わせが強力であります。エリンギ、しめじ、生しいたけ、まいたけ、えのき、入れられるだけ入れちゃってOK。
- 私はトマト水煮のかわりに無塩のトマトジュースを使っております。加えて今日はミニトマトをそのままゴロゴロといれております。
- 野菜は冷蔵庫の残り物をなんでも入れて良いです。だってカレーだもの。キャベツの芯とか刻んで入れてやると合います。
- 火を止めてから仕上げにオリーブオイルを入れるとのどごしがなめらかになる。これは普通のカレーでやってもいい感じであります。
- すぐに作れるので朝食にもいけます。食欲がなくてもカレーならさっぱりと食べられてしまうので、朝カレーは意外といいかもしれませんナ。
- カレーはブロック状のルウが割安な感じがするのでありますが、このレシピだと粉タイプの方が使いやすい。粉タイプのルウの方が脂分も少なめのようであります。
- カレーは食べた後の鍋を洗うのが面倒なんでありますが、最後にお湯を入れてめんつゆを入れて、カレーうどんを作ると勝手にきれいになってくれます。きのこの残りを入れて、仕上げにカレー粉の残りをちょっと入れてやると完璧。
しかし夢の3シェフ競演は素晴らしい。伝わってくる料理の楽しさといい、実用性といい、実に良い番組であります。
匿名ダイアリーにはこんな紹介がございました。
番組の作りとしては、ためしてガッテンが近いかもしれない。おそらく同じスタッフが制作しているのだと思う。こちらはガッテンするのが全員プロ、ただし料理のジャンルは違うといった感じ。
http://anond.hatelabo.jp/20080908212829