六月の青柿をミキサーにかけて、自家製柿渋を作った

柿の枝を切ったら、親指のアタマくらいの小さい柿の実が付いていて、「これ、もったいないなあ」と思ってしまったのでありまして、それで、これで、柿渋を取ってみようと思ったのが6月の上旬。

実を取って、ヘタも取っ……いや、取ろうと思ったんですが、やってみると面倒くさいのでヘタはそのままで。
どんぶり一杯程の青柿を、洗って、ミキサーにかけて、1.5リットルのペットボトルに詰めて、水を注いで寝かせること2週間。
出来上がったのは市販品とは違ってうっすら緑色、ほぼ透明の液体。市販品とは違う色がなんとも不安でありますが。

この柿渋に一晩浸します。柿渋は日光に当てることで発色するので、まったく色が出なくてもあせらない。
なお、素手で作業をしたら手が若干カサカサいたしました。手袋を付けるべきだったようで……

日光に2〜3日さらし、出来上がったのが写真下の袋。

もともとは上の袋の色でありました。比べると一応、染まっております。
品種的に渋柿ではない柿でこれだけ色がでれば……満足すべきなんでありましょうか?

実用性は,どうだかわかりませんが。

ところで、柿渋といえば長期間寝かせて熟成させるようなイメージがございましたが、ものの本を読むと、寝かせるのは2〜3日くらいという話が出ておりまして、取って砕いてすぐに使っちゃうというやり方もするようであります。

通常、柿渋は寝かせれば臭くもなるので、自家製の場合は寝かせずすぐに使ってしまうのが良いのかもしれません。

今回、たまたま梅雨時の柿を使っておりますが、本来、柿渋を取るには夏の柿を使うようであります。