三鷹市美術ギャラリー「怪獣と美術」展に行って来た

idiot-i2007-10-15


「怪獣と美術――成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術――」、この日曜日に、ようやく観てまいりました。
三鷹での開催は残り1週間を切って、21日(日曜)終了であります。開館時間は夜20時まで(入場は19時半まで)、お仕事お勉強の帰りにも寄りやすい。会場の三鷹市美術ギャラリー、なにしろ三鷹駅の南口を出るとすぐ目の前。CORALというビルの5階であります。


ただし、11月3日から始まる足利市立美術館での展示でしか見られない作品もございまして……
http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/



さて私、日曜の朝イチに行ったのでありましたが、その時間のおかげで人も多すぎず少なすぎず、実に見やすかったのでありました。親子連れが結構来ていまして、静かに興奮気味な子供衆の様子、良い雰囲気。怪獣に夢中なお姉ちゃんと飽きてる小さな弟、なんてなかなか微笑ましい図柄も見られたのでありました。

さて、「彫刻家の成田亨と画家の高山良策」と出会う美術展としては――実のところ、代表作「翼をもった人間の化石」一発で、もう大満足なので、会場にいるときは気付きませんでしたが、会場を出た後、吉祥寺までの道をぶらつきながら考えてみると、成田亨の立体作品が少な目だったような気がいたしました。が、図録を見てみると、北上の鬼のレリーフ7点すべてと大江山の鬼のモニュメントが、足利市立美術館では展示されるとのことでありますンで、行ける方はこちらへ行くのがよろしいようです。
 「画家の高山良策」は、私、今回の美術展まで、まったく予備知識が無かった。圧倒されました。「窓と墨つぼ」「異星II」の美しさが強烈でありました。
私には、竹中英太郎にも通ずるような「異星II」の青が、殊に印象的でありました。


「怪獣と美術――成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術――」の図録、通販でも購入可能であります。(展覧会図録G35)
http://mitaka.jpn.org/store